切り抜き

長尺動画をショート動画に切り抜く方法【完全ワークフロー】

長尺動画をショート動画に切り抜くための再現性のある手順を解説。文字起こし、見どころ探し、カット、字幕、9:16への縦型化、TikTok・リール・ショート向けの書き出しまで。

9:16プレビュー、文字起こし、タイムライン、Hook 10バッジが表示されたCuplikinのエディター

長尺動画をショート動画に切り抜くには、毎回同じ7つのステップを踏むのが近道です。素材を読み込み、タイムスタンプ付きの文字起こしを作り、いちばん強い見どころを探し、単体で伝わるクリップにカットし、字幕を入れ、縦型9:16にリフレームして、書き出します。大切なのは順番です。何時間もの映像をシークバーで探すのではなく、文字起こしを起点に作業することで、速くて再現性のある切り抜きになります。

このガイドでは各ステップを順に解説し、クリップの出来を左右する判断のポイントと、ひとつのアプリでワークフロー全体をこなす方法を紹介します。

なぜ長尺動画をショート動画に切り抜くのか?

ポッドキャスト、インタビュー、ウェビナー、配信のアーカイブには、たいてい単体で成立する場面がいくつも含まれています。はっきりした意見、わかりやすい解説、思わず笑ってしまうやりとり、意外なエピソードなどです。フル尺を最後まで見る人は多くありませんが、いちばん面白い30〜60秒なら見てくれる人はたくさんいます。

長尺動画を切り抜くことで、次のようなメリットがあります。

  • すでに撮影した素材から投稿を増やせる
  • 新しい視聴者が本編を見つけるきっかけになる
  • 毎日新しく撮影しなくても、投稿ペースを保てる
  • どのテーマが求められているか、実際の反応からわかる

問題は時間です。90分の収録から良い場面を5つ探すために全編を見るのは大変です。再現性のあるワークフローがこれを解決します。

ステップ1:きれいな元素材から始める

手元にある中でいちばん高画質の素材を使いましょう。縦型にクロップすると解像度が落ちるため、1080pや4Kの横型素材なら、切り抜いても映像がぼやけにくくなります。

始める前に意識したいこと:

  • 再アップロードや圧縮されたコピーではなく、オリジナルのファイルを使う
  • 字幕の精度に直結するので、音声がクリアか確認する
  • 後でタイトルを正確に付けられるよう、テーマやゲストをメモしておく

動画がすでにネット上にある場合は、リンクから始められることもあります。Cuplikinでは、ローカルの動画ファイル(Macでは MP4・MOV・MKV、iPhoneでは写真アプリやファイルアプリ)か、YouTubeなど対応しているURLを読み込めます。URLの場合はCuplikinのサービス経由でダウンロードされます。

ファイルまたはリンクから新しい動画を始め、画質を選べるCuplikinの画面
ファイルまたはリンクから新しい動画を始め、画質を選べるCuplikinの画面

ステップ2:動画全体を文字起こしする

タイムスタンプ付きの文字起こしがあれば、何時間もの動画を数分で流し読みできます。検索したり、読んだり、任意の行へすぐにジャンプしたりできます。

先に進む前に、動画を再生しながら文字起こしを確認しましょう。人名、商品名、音声認識が聞き間違えた部分を直しておきます。ここで残したミスは、後でそのまま字幕に出てしまいます。

Cuplikinでは、文字起こしを端末上またはCuplikin Cloudで実行できます。単語をクリックするとその場面にジャンプでき、次に進む前に単語を修正できます。

動画プレーヤーの横で単語を確認・修正できるCuplikinの文字起こしエディター
動画プレーヤーの横で単語を確認・修正できるCuplikinの文字起こしエディター

ステップ3:見どころ(フック)を探す

フックとは、最初の数秒でスクロールの手を止めさせる場面のことです。長尺の収録では、次のような場面を探しましょう。

  • 大胆な発言や、常識とは逆の意見
  • はっきりした質問と、はっきりした答え
  • 転機のある短いエピソード
  • 具体的な数字、失敗談、学び
  • 感情が動く瞬間:笑い、驚き、意見の対立

こうしたパターンを意識して文字起こしを読み、候補に印を付けます。そして候補ごとに「本編を見ていない人にも意味が伝わるか?」と問いかけてください。伝わらないなら、文脈を足す必要があるか、そもそも切り抜き向きではありません。

さらに詳しい方法は、長尺動画から最高のフックを見つける方法をご覧ください。

CuplikinのAIフック検出は、引きのある区間を見つけて1〜10でスコアを付け、なぜそのフックが強いのかを説明し、タイトル案も提案します。選ぶのはあなたです。スコアはアイデアを素早く判断する助けになりますが、再生数を保証するものではありません。

AIスコアと各クリップの理由が表示されたCuplikinのフック一覧
AIスコアと各クリップの理由が表示されたCuplikinのフック一覧

ステップ4:単体で伝わるようにカットする

上手なカットは、ほとんどが最初と最後の数秒で決まります。

  1. フックの直前の文ではなく、フックそのものから始める。
  2. 冒頭の「えーと」「まあ」などのつなぎ言葉を削る。
  3. 話し手の声が小さくなるところではなく、オチの直後で終える。
  4. 初めて見る人が理解できる最低限の文脈だけを残す。

ショート動画プラットフォームの最大尺はときどき変わるため、各プラットフォームの最新の上限を確認してください。効果的なクリップは20〜60秒に収まることが多いですが、尺はルールではなく内容に合わせて決めましょう。

Cuplikinではタイムライン上でカットでき、文字起こしを単語単位で編集すると字幕も更新されます。動画・画像・音声トラックの追加や、速度・音量の変更も可能です。

ステップ5:読みやすい字幕を入れる

ショート動画は音を消して見る人も多く、早口の話を追いやすくするためにも字幕は有効です。字幕は次のようにしましょう。

  • スマホでも読める大きさにする
  • 一度に表示するのは2〜5語程度の短さにする
  • プラットフォームのボタンや文字と重ならない位置に置く
  • 正確にする(だからこそステップ2が大切です)

単語ごとのハイライトは、視線を自然に誘導してくれます。スタイル選びについてはショート動画の自動字幕をご覧ください。

Cuplikinには Karaoke、Beasty、Deep Diver、Highlight Box などの字幕プリセットがあり、サイズと位置(上・中央・下)を設定でき、単語ごとのハイライトにも対応しています。

ステップ6:縦型にリフレームする

TikTok、Instagramリール、YouTubeショートは縦型9:16の動画を前提に作られており、標準サイズは1080×1920です。横型の収録素材は、話し手が画面から外れないようにリフレームする必要があります。

よく使われる方法は2つです。

  • 画面に1人だけ映っている場合は、話し手に合わせてクロップする
  • スライドと話し手の両方が必要な場合は、上にスライド、下に話し手を配置する2画面レイアウトを使う

Cuplikinは9:16、1:1、16:9、4:3(Macでは9:8のクロップも)に対応し、Fill/Fit、2画面レイアウト、話し手の顔に合わせたパネルのクロップが可能です。詳しくは横型動画を縦型に変換する方法とTikTok・リール・ショートのアスペクト比をご覧ください。

字幕プリセット、9:16の2画面プレビュー、タイムラインが表示されたCuplikinのエディター
字幕プリセット、9:16の2画面プレビュー、タイムラインが表示されたCuplikinのエディター

ステップ7:書き出して投稿文を書く

元素材に合った解像度とフレームレートで書き出しましょう。720pの素材を4Kにアップスケールしても、きれいになるわけではありません。プラットフォーム別の設定はTikTok・リール・ショートの書き出し設定をご覧ください。

次に、クリップごとに短いタイトルと投稿文を書きます。番組名ではなく、そのクリップの中身を先に伝えましょう。

Cuplikinは最大4Kで書き出せ、解像度、フレームレート、ビットレート、コーデックを選べます。クリップごとにタイトルとSNS用の投稿文も書けます。Macでは選んだフォルダに保存され、iPhoneとAndroidでは写真アプリやギャラリーに直接保存されます。ウォーターマークは入らず、「Made with Cuplikin」のエンドカードは任意です。

シンプルな週間ルーティン

手順に慣れてきたら、まとめて作業しましょう。

  1. 新しい収録をすべて一度に読み込み、文字起こしする。
  2. 文字起こしの確認とフック選びを一気に済ませる。
  3. 上位5〜10本のクリップをカット・字幕入れ・リフレームする。
  4. すべて書き出し、1週間分の投稿を予約する。
  5. 反応の良かったテーマを確認し、次回は似た場面を探す。

クライアントワークとして取り組むなら、切り抜き師になる方法をお読みください。ポッドキャスターの方はポッドキャストをショート・リール・TikTokに切り抜く方法、イベントの録画がある方はウェビナーやインタビューを再活用する方法が参考になります。スマホ中心で作業する方はiPhone・Androidで長尺動画を切り抜く方法をご覧ください。

FAQ(よくある質問)

1時間の動画から何本のショート動画が作れますか?

尺ではなく内容次第です。テーマが絞られたインタビューなら強い場面が10個あることもあれば、ゆるい雑談では3つということもあります。数より質を重視しましょう。単体で伝わる数本のクリップのほうが、文脈が必要な大量のクリップより良い結果につながります。

すべてのクリップを手作業で編集する必要がありますか?

すべてのクリップを確認する必要はありますが、ゼロから作る必要はありません。AIのフック提案を使えば、候補リストまですぐにたどり着けます。そのうえで、どのフックを残すか、どこでカットするか、どう構図を決めるかをあなたが判断します。

スマホでも長尺動画を切り抜けますか?

はい。CuplikinはMacに加えてiPhone、iPad、Androidでも動作し、プロジェクトとメディアは端末内に保存されます。スマホでは、書き出したクリップが写真アプリやギャラリーに直接保存されます。

Cuplikinで試してみる

Cuplikinなら、読み込み、文字起こし、見どころ探し、カット、字幕、リフレーム、書き出しまでのワークフロー全体をひとつのアプリで完結でき、ウォーターマークも入りません。Mac、iPhone、iPad、Android向けに無料でダウンロードできます。Cuplikinをダウンロードして、次の長尺動画を切り抜いてみましょう。